【超入門】NISAとつみたてNISAについて知ろう!


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お金の教養コラム
若木
『NISA』『つみたてNISA』って内容がわかりずらいと思いませんか?
悩める女性
  • NISA、つみたてNISAってなに?
  • NISA、つみたてNISAいったいなにがちがうの?
  • 名前は聞いたことがあるけど内容がよくわからない…

そう感じている人が多いと思います。

Financial Collegeの勉強会に参加してくれる人の中にも同じ悩みや不安を持たれている方はたくさんいるので、安心してくださいね。

この記事では、「NISA」と「つみたてNISA」の知っておくべき情報をまとめました。
記事を読み終わる頃には、NISAやつみたてNISAの必要な知識を身につけることができます。

内容がわかりずらいNISA、つみたてNISAについて一緒に理解していきましょう。

 

「NISA」と「つみたてNISA」はいったいどのようなものなのか?

NISA、積立NISAとか名前が似ているしややこしいですよね。
「いったいなにがちがうの?」って不安を抱く人も多いのではないでしょうか。
これからそれぞれの仕組みについて整理していきましょう。

 

そもそもNISAってどんなしくみなのか

2014年1月にスタートした少額からの投資を行う方のための非課税制度です。

金融庁「NISAの概要」

画像出展元:金融庁「NISAの概要」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

日本に住んでいる20歳以上の方が利用でき、株式・投資信託の配当や売買で得た利益に税金が課せられません。

 

NISAのポイント

2023年までの最長5年間利益に税金が課せられない。

NISAの毎年の新規投資額は上限120万円までで翌年に繰越しができない。

※NISAを活用しなかった場合、利益に税率20.315%が課せられる。

 

毎年にどのくらい利益を出せるかは人によって異なります。

詳細をイメージをしてもらうために、毎年の利益を10万円と仮定してお伝えしてみます。

 

例えば、毎年10万円の利益が5年間続いた場合。

  • NISA以外だと100,000×20,315%=20,315円(毎年)課税される。
  • 5年だと20,315円×5年=101,575円となる。
NISAの参考例

NISAを活用すると利益に税金がかかりません。
よって5年間で101,575円自分の資産として残すことができることになります。

 

名前が似ていてよく比較される「つみたてNISA」ってどんなしくみなのか?

よくNISAとセットで比較される「つみたてNISA」。

どちらが自分にとって良いか検討されている方も多いのではないでしょうか。
つみたてNISAについてみていきましょう。

少額から長期・積み立て・分散を支援するための利益に税金がかからない制度です。2018年1月からスタートしました。

金融庁「つみたてNISAの概要」

画像出展元:金融庁「つみたてNISAの概要」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html

 

日本に住んでいる20歳以上の方が利用でき、基準を満たしている投資信託で得た分配金・売買益などの利益に税金が課せられません。

2037年までの最長20年間利用できます。つみたてNISAの毎年の新規投資額は上限40万円までで翌年に繰越はできません。
※つみたてNISAを活用しなかった場合、利益に税率20.315%が課せられます。

 

例えば、毎年10万円の利益が20年間続いた場合。

つみたてNISA以外だと100,000×20,315%=20,315円(毎年)課税されます。
5年だと20,315円×20年=406,300円となります。

毎年10万円の利益が20年間続いた場合

つみたてNISAを活用すると利益に税金がかかりません。
よって20年間で406,300円自分の資産として残すことができることになります。406,300円ってかなり大きい金額ですよね。

 

 

NISAとつみたてNISAの違いってなにか

NISAとつみたてNISAの違いを整理すると、NISAは株式・投資信託など利益に課税されない対象となる商品が多く最長5年で新規投資額が毎年120万までとなります。

一方、つみたてNISAは一定の基準を満たした投資信託(対象商品がNISAより少ない)で最長20年で新規投資額毎年40万までとなります。

NISAはつみたてNISAよりも税金が課税されない期間が短いですが、毎年の新規投資額は大きく対象商品が多いのが大きな違いです。

前述の通り、NISAやつみたてNISA以外で得た利益には税金がかかります。
利益×20.315%(税率)が税金として徴収されます。

例えば、100,000(利益)×20.315%=20,315円×年数
せっかく利益がでたのに税金で引かれたら悔しいですよね。

NISAとつみたてNISAのどちらが良いかはあなたの状況や運用のスタイルによって異なります。どちらか選択が必要になりますのでよく検討されてくださいね。

 

2024年から「NISA」と「つみたてNISA」が制度の改正

2020年3月にNISA、つみたてNISAを改正する法律が成立しました。
金融庁が2019年12月に「令和2年度の税制改正について」を発信しています。

いったいどのように制度が改正されるのか一緒に確認していきましょう。
(今後、変更の可能性があるかもしれません)

NISA改正イメージ

画像出展元:金融庁「令和2年度税制改正について」https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/zeikaitaiko01.pdf

 

図にすると現行のNISAとつみたてNISAはこのようになってます。

現行のNISAとつみたてNISA

画像出展元:金融庁「令和2年度税制改正について」 https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/zeikaitaiko01.pdf

  • 黄色(左)がNISAです。毎年120万×最長5年でしたね。(2023年まで)
  • 緑色(右)がつみたてNISAです。毎年40万最長20年でしたね(2037年まで)

 

それが、制度改正によってこのようにかわります。

 

NISA改正後

画像出展元:金融庁「令和2年度税制改正について」 https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/zeikaitaiko01.pdf

黄色と緑色(左)が新NISAです。なんか2階建てになっていてわかりずらいですよね。

新NISAは、原則1階部分でつみたてNISA対象商品で積み立てを利用しないと2階部分で投資することができなくなります。

1階部分がつみたてNISA対象商品、2階部分が現行の一般NISAの対象商品が利用できるということになります。積み立て投資の強要を感じますが。

しかし例外があります。それは既に一般NISAを活用している人が1階部分(つみたて)を利用しないことを届ければ、2階部分だけ利用することができることです。しかしその場合2階部分で個別株のみです。

緑色(右)はつみたてNISAです。5年非課税期間が延長されただけです。
NISAもつみたてNISAも資産運用(投資)を行う際に活用すると非課税になるお得な仕組みです。

 

NISAをどうしたら始めることができるのか?

さてNISAとつみたてNISAについて確認をしてきました。

基礎知識を学んだらあとは実践・経験です。知識があっても使わなければ意味がありません。

使うにも「なにから始めればよいかわからない」「初めてのことで不安」ですよね。

これからNISAの始め方をみていきましょう。今回は、ユーザーが多い「SBI証券」を例として紹介させて頂きます。

 

開設する金融機関を決めて口座開設をする

取引にかかる手数料(低い方が良い)、情報、取扱い商品など金融機関によって異なります。あなたが後悔しない開設したい会社を選んでくださいね。

事例として、SBI証券を使わせて頂きます。SBI証券の場合はオンラインと郵送の口座開設方法が2つあります。

オンライン開設の場合はこのような流れになります。

 

郵送で開設する場合はこのようになります。

 

実際のSBI証券の口座開設のページは、下画像のようになっています。

オンライン開設も郵送開設も、上記画像でオレンジの矢印が示す「NISA・つみたてNISAに申し込む」をクリックすることで、口座開設の手続きを始めることができます。

 

WEBで「SBI証券の証券総合口座」を開設する申込みをする手順

案内だけだとわかりずらいですよね。WEB上での手続きを一緒にしていきましょう。

①SBI証券の口座開設サイトにある「NISA・つみたてNISAに申し込む」ボタンを押すと申し込み画面へ進めます。

②「つみたてNISA」「NISA」のいずれか開設したいNISA口座を選択します。

③本人確認書類の提出方法「WEBアップロード」を選択して提出します。

NISA・つみたてNISA口座開設の流れ

画像引用元:NISA・つみたてNISA口座開設の流れ

マイナンバーが登録済みの方の場合
マイナンバーが登録済みの方の場合

本人確認のための書類をアップロードしなければなりません。

運転免許証、各種健康保険証、住民票の写し(マイナンバーの記載のないもの)、個人番号カードのどれか1つを提出すれば大丈夫です。

マイナンバーが未登録の方の場合
マイナンバーが未登録の方の場合

マイナンバーの登録と本人確認書類のアップロードが必要になります。

マイナンバー確認書類は通知カードか個人番号カードのいずれか1つ。そして本人確認書類は運転免許証、各種健康保険証、住民票の写し(マイナンバーの記載のないもの)のいずれか1つで大丈夫です。

 

④NISA口座開設の申込みが完了(仮開設)になります。

SBI証券からあなたが登録されたEメールに(申込みから最短2営業日以内)申込み確認および御礼メールがきます。必ずチェックしておきましょう。

SBI証券があなたのNISA口座を仮開設したことを税務署に連絡し、税務署におけるNISA口座開設審査が約1~2週間程度かかります。

NISA口座の開設が正式に認められた場合、「NISA口座開設審査完了のご連絡」のメールとSBI証券WEBサイト内のメッセージボックスに案内が届きます。このメールが届いた時点で、口座開設が完了です。

 

万が一、なんらかの理由で認められなかった場合でもSBI証券のWEBサイト内に「【重要】NISA口座開設無効のご連絡」と案内が届きます。どちらの結果であろうとしっかり教えてくれます。

 

書面で申込みをする手順をみていきましょう

次は書面での申込み方法です。上手くWEBで手続きができなかったおよびWEBでのアップロードの抵抗がある場合でも郵送で手続きができますね。

①SBI証券の口座開設サイトにある「NISA・つみたてNISAに申し込む」ボタンを押すと申し込み画面へ進めます。

②「つみたてNISA」「NISA」のいずれか開設したいNISA口座を選択します。

③本人確認書類の提出方法「書面」を選択して提出します。

NISA・つみたてNISA口座開設の流れ

画像引用元:NISA・つみたてNISA口座開設の流れ

 

④本人確認書類などの必要書類を郵送で送付します。

マイナンバーが登録済みの方の場合
マイナンバーが登録済みの方の場合

本人確認の書類として個人番号カード、運転免許証、日本国内パスポート、健康保険証、印鑑登録証明証、住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書のいずれかを同封してくださいね。

マイナンバーが未登録の方の場合
マイナンバーが未登録の方の場合

本人確認の書類として個人番号カード、運転免許証、日本国内パスポート、健康保険証、印鑑登録証明証、住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書のいずれか1つとマイナンバー確認の書類は通知カードか個人番号カードのいずれか1つの同封が必要です。

 

⑤NISA口座開設の申込みが完了(仮開設)になります。

SBI証券からあなたが登録されたEメールに(申込みから最短7営業日以内)申込み確認および御礼メールがきます。

SBI証券があなたのNISA口座を仮開設したことを税務署に連絡します。税務署におけるNISA口座開設審査が約1~2週間程度かかります。書類の輸送日数があるため書面の方が少し手続きの日数がかかりますね。

NISA口座の開設が正式に認められた場合、「NISA口座開設審査完了のご連絡」のメールとSBI証券WEBサイト内のメッセージボックスに案内が届きます。このメールが届いた時点で、口座開設が完了です。

万が一、なんらかの理由で認められなかった場合でもSBI証券のWEBサイト内に「【重要】NISA口座開設無効のご連絡」と案内が届きます。どちらの結果であろうとしっかり教えてくれます。

 

口座開設した後にその口座の投資金額をいれます

口座が開設したら金融機関の案内通り初期設定をします。

設定完了後口座にお金(投資額)を入金してあとは取引するだけです。

もちろん投資はリスクがありますので万が一失っても生活に困らないお金(余剰資金)で行われることをおススメします。

とはいえ、初めての投資は不安だらけだと思います。もしあなたが投資初心者ならば、『投資が初めての方におすすめ!損をしないで資産を増やす方法』という記事をぜひご覧ください。

投資をするために欠かせない、考え方や取り組み方について分かりやすくお伝えしています。

投資が初めての方におすすめ!損をしないで資産を増やす方法

2020年7月17日

 

まとめ

今回は、NISAとつみたてNISAの仕組みと始め方を説明させて頂きました。

「NISA」と「つみたてNISA」、あなたの状況に合わせながら、ぜひ選択してみてくださいね。

若木

日本の学校教育では決して教えてくれることがない『お金』について、あなたは学んでいますか?

 

NISAやつみたてNISAの知識や始め方がわかっていても以下のような不安は消えないですよね。

  • 初めてのこと、経験したことがないので不安
  • 相談できる知り合いや仲間がいないから不安
  • 1人という孤独感や自分の判断が正しいか不安
  • 損をするかもしれないという恐怖

誰でもはじめての時は、「不安だな」「資産がふえたら嬉しいけれど損するかもしれない」などと思いながら一歩を踏み出しているもの。

僕自信、投資を初めたことで損失も利益もたくさん経験してきました。

ただ、不思議なことに損や失敗をした時でも運用したことに一度も後悔をしたことがありません

その大きな理由は、『お金』というものについて、知識・知恵をつけることができたからです。

お金を知ることが、人生を経済的にも精神的にも豊かにする第一歩になりますよ。

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